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- 藤原 正浩
- (独)産業技術総合研究所,ユビキタスエネルギー研究部門,ナノ機能合成グループ
書誌事項
- タイトル別名
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- Silica-Based Inorganic Materials Manipulated by Light
抄録
ケイ素と酸素から構成される化合物は,安定で環境適合性も高い材料である.近年は,加水分解性の低いケイ素-炭素結合を利用した種々の無機有機複合材料が活発に研究され,多くの新材料が創出されている.筆者らは,シリカ系化合物に光応答性を有する有機官能基を導入することで,光刺激を源泉とする種々の機能を有するシリカ有機系複合材料を研究している.例えば,疑似正六面体構造を有する酸化ケイ素化合物であるシルセスキオキサンの八つの頂点部に光二量化能を有するクマリン基を導入し,これに波長の異なる紫外線を照射することで,可逆的に架橋重合反応を行うことができた.また,規則正しい細孔をもつメソポーラスシリカの細孔出口でクマリン基の光二量化反応を行えば,光応答性ゲートを細孔に付設したことになり,細孔内分子の放出を光刺激でオンオフ的に制御できることも見いだした.一方,光異性化能を有するアゾベンゼンに紫外線と可視光を同時に照射すると,分子の「箒」のような機能が働き,近傍分子の拡散・輸送を著しく向上できることも明らかにした.<br>
収録刊行物
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- 高分子論文集
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高分子論文集 67 (7), 357-367, 2010
公益社団法人 高分子学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206525803264
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- NII論文ID
- 130004489265
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- ISSN
- 18815685
- 03862186
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可