カルボキシル基を有するアクリル共重合体の誘導体化とDOSYによる分析

  • 曽我部 啓介
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部 (株)カネカテクノリサーチ
  • 右手 浩一
    徳島大学大学院ソシオテクノサイエンス研究部

書誌事項

タイトル別名
  • Analysis of Acrylic Copolymers Containing Carboxyl Groups by the Derivatization Technique and DOSY
  • カルボキシルキ オ ユウスル アクリル キョウ ジュウゴウタイ ノ ユウドウタイカ ト DOSY ニ ヨル ブンセキ

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説明

共重合モノマーとしてアクリル酸を含む二元および四元共重合体の組成の分子量依存性を 1H Diffusion-Ordered NMR SpectroscopY (1H DOSY)により測定した.共重合体中のアクリル酸単位を感度良く検出するために,カルボキシル基のプロトンをトリメチルシリル基に誘導した.共重合体の試料溶液に過剰量のN,O-Bis(trimethylsilyl)trifluoroacetamideを加え,そのままDOSY測定を行うという簡便な方法により,アクリル酸単位の拡散係数分布を明らかにできた.この方法を用いて,メタクリル酸メチル/アクリル酸ブチル/スチレン/アクリル酸共重合体3種類について,共重合組成の分子量依存性と共重合条件(モノマーの仕込み方法)との相関を調べた.

収録刊行物

  • 高分子論文集

    高分子論文集 69 (7), 382-386, 2012

    公益社団法人 高分子学会

参考文献 (23)*注記

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