分岐管内の流動機構 : 第6報-流れに関与する物理量の数値的研究

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タイトル別名
  • Dividing Flow Mechanisms in Pipe Junctions : Part 6-Numerical Study on Dynamic Characteristics of Flow
  • 分岐管内の流動機構-6-流れに関与する物理量の数値的研究〔英文〕
  • ブンキカンナイ ノ リュウドウ キコウ 6 ナガレ ニ カンヨスル ブツリリョ

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抄録

分岐管内における流動機構を系統的に調査するため,本報においては層流における二次元分岐管内の流れを,数値解析的手法によって研究した.この研究で対象とした分岐管は,分岐角度θ_0が45°,90°および135°で面積比mが1.0なるもの,ならびに,分岐角度が90°で面積比が1.5および2.0なる総計5種類である.得られた結果を要約すれば,次のとおりである.1)それぞれの分岐管に対して,レイノルズ数R_<1h>が70で流量比Q_2/Q_1が0.4の状態において,流線・渦度・速度・ベルヌーイ和・圧力・ずり応力・法線粘性応力,および仕事-エネルギ方程式の各項などの物理量を求めた.2)θ_0=90°でm=1.0の場合に対しては,Q_2/Q_1=0.4でR_<1h>=20および200,または,R_<1h>=70でQ_2/Q_1=0.2および0.8の状態に対しても,上述と同様に物理量を求めた.そして,これらの計算結果を基として流動機構を考察した.3)仕事-エネルギ方程式の各項を流路断面を横切って積分し,流路に沿ってのそれらの変化から流動機構を考察した.特に,θ_0,m,R_<1h>およびQ_2/Q_1が変化する場合のエネルギ逸散については,詳細に吟味した.

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