樹脂製柵状熱交換器,温泉水を用いた給湯予熱システムに関する研究

書誌事項

タイトル別名
  • Study on Preheating Hot Water Supply Systems using a Palisaded Heat Exchanger Combined with Plastic Pipes and Hot Spring Water
  • 第1報−樹脂製柵状熱交換器の概要と初期性能評価
  • Part 1-Outline and Estimation of a Palisaded Heat Exchanger Combined with Plastic Pipes and Hot Spring Water

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説明

<p>本論文は,樹脂製柵状熱交換器と温泉水を利用した給湯予熱システムに関する一連の研究の第1報であり,温泉熱の回収にあたって従来の金属製プレート式熱交換器の課題であった金属部材の腐食や目詰まりを解決する樹脂製柵状熱交換器を開発し,その初期性能評価を行ったものである.樹脂製柵状熱交換器は,水平向きに配置した上部ヘッダ管,下部ヘッダ管に孔を開け,そこに縦に細管を40本熱融着させた8枚,9枚のパネルを水平向きに配置した連通管で連結させた2つのユニットで構成されており,それぞれが互い違いに挟み込める構造となっている.それを温泉の源泉や排湯配管系統に設置した槽に浸漬することによって熱交換する.樹脂製柵状熱交換器の熱通過率は65〜73W/(m2·K)であり,金属のプレート式や管状熱交換器よりも劣るが,pHが低く腐食の懸念がある,浮遊物質が多く目詰まりする等,金属製の熱交換器で熱回収が難しい温泉や排湯にも対応できる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001206546822784
  • NII論文ID
    130006515919
  • DOI
    10.18948/shase.41.236_21
  • ISSN
    24240486
    0385275X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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