天井裏空間における形状抵抗損失に関する研究 : 第2報-はり(梁)が二段の場合のはり越し空気流

  • 深尾 仁
    大成建設(株)技術研究所建築環境研究部設備・エネルギー研究室
  • 井上 嘉雄
    関東学院大学工学部建築設備工学科

書誌事項

タイトル別名
  • A Fluid Resistance Coefficient of a Beam Inside a Plenum above Suspended Ceiling : Part 2-Air Flowing over Two-Step Beams
  • 天井裏空間における形状抵抗損失に関する研究 第2報--はり(梁)が2段の場合のはり越し空気流
  • テンジョウウラ クウカン ニ オケル ケイジョウ テイコウ ソンシツ ニ カンスル ケンキュウ ダイ2ホウ ハリ ハリ ガ 2ダン ノ バアイ ノ ハリ コシ クウキリュウ

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説明

天井内を空調や換気用の空気チャンバとして利用する空調・換気システムにおいて,天井内にあるはりは大きな気流抵抗体となる.本報では,連続する二つのはりを越える空気流の形状抵抗係数について,模型実験により以下の知見を得た.今回の実験条件の範囲において,一つのはりの一段拡大流による形状抵抗係数の2倍未満である.一つめのはりを越した気流は,二つめのはりの風上側側面に到達する.はりを越した気流の圧力損失は,拡大流が主な原因であるとの考えに基づき,形状抵抗係数を求める実験式を提示し,その値と実験値は近似した.

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