ムラサキツユクサの突然変異による環境モニタリング

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タイトル別名
  • Tradescantia Stamen Hair System as Environmental Monitor of Mutagens
  • ムラサキツユクサ ノ トツゼン ヘンイ ニヨル カンキョウ モニタリング

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説明

放射線の影響を研究するために,故アーノルド・H・スパロー博士が開発した,ムラサキツユクサの遺伝学的検出系はいまでは化学変異原の検出に利用されている。雄しべ毛での青色からピンク色への表現型変化は250 mradのような低線量のX線でも起るが, 0.14 ppmという低濃度の1, 2-dibromoethane (ガソリン添加剤)にさらされても生ずる。米国では,移動型モニタリング車が開発されて大気汚染物質の変異原性検出に有効であることが認められている。

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