書誌事項
- タイトル別名
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- Effect of Deep Placement of Slow Release Nitrogen Fertilizers and Inoculation of Bradyrhizobia on the First Cropping of Soybean in the Field Dressed with Mountain Soil
- チッソ シンソウ セヒ ト コンリュウキン セッシュ ガ キャクド ゾウセイ テンカンバタケ ショ サク ダイズ ニ オヨボス エイキョウ
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抄録
GUS標識根粒菌を用い,バーミキュライトを含む5種類の土壌に接種した根粒菌の増殖を調べたところ,どの土壌でも接種1週間後に根粒菌密度は10倍以上に増加した。そこで,尿素,被覆尿素,石灰窒素の深層施肥区にバーミキュライトを充填したペーパーポットに播種と同時に根粒菌を接種し初生葉展開時に移植する方法,種子接種苗移植またはペーパーポット無接種苗を移植する方法で栽培を行った。土着根粒菌が定着していない建設残土を上乗せ客土した新潟県内の大規模水田転換畑初作圃場内で窒素肥料の深層施肥試験を行った。施肥は,標準施肥(1.6g N m^<-2>)に加え,尿素,100日タイプの被覆尿素,または石灰窒素(10g N m^<-2>)を移植直下深さ20cmの位置に深層施肥し,ダイズの子実収量と窒素含有量に対する施肥と根粒菌接種の効果を調べた。根粒菌無接種ペーパーポット苗移植では根粒の着生が認められず,窒素深層施肥無施用区の子実収量は約9g株^<-1>ともっとも低かった。無施用区のペーパーポット接種苗移植,種子接種苗移植ともに子実収量は約22g株^<-1>となり,根粒菌接種で有意に高まった。葉の寿命は石灰窒素区でもっとも長かった。また,株あたり子実収量は,尿素区32〜37g,被覆尿素区40〜44g,石灰窒素区38〜48gと深層施肥により増加した。以上の結果から,根粒菌を接種した苗を移植栽培することにより,根粒菌のいない転換畑の初年作でも根粒形成と窒素固定の寄与が期待できること,および,石灰窒素の深層施肥はダイズの生育および収量の増加に被覆尿素と同等の効果があることが示唆された。
収録刊行物
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- 日本土壌肥料学雑誌
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日本土壌肥料学雑誌 74 (2), 183-189, 2003
一般社団法人 日本土壌肥料学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206558024448
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- NII論文ID
- 110001746745
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- NII書誌ID
- AN00195767
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- ISSN
- 24240583
- 00290610
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- HANDLE
- 10191/25726
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- NDL書誌ID
- 6544468
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可