抗スコーチ性及び耐熱老化性の優れたクロロプレンゴム配合に関する研究

  • 中村 儀郎
    Department of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
  • 森 邦夫
    Department of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
  • 竹沢 力也
    Department of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University
  • 斎藤 実
    Department of Applied Chemistry, Faculty of Engineering, Iwate University

書誌事項

タイトル別名
  • THE STUDY OF CHLOROPRENE RUBBER COMPOUND IMPROVED IN SCORCH RESISTANT AND AGING RESISTANT PROPERTIES
  • コウ スコーチセイ オヨビ タイネツ ロウカセイ ノ スグレタ クロロプレンゴ

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説明

R-1-, 3, 5-トリアジン2, 4-ジチオール (1) の亜鉛塩はTW型クロロフ.レンゴムに対して有効な架橋剤となり, 抗スコーチ性の優れた混練物と耐熱老化性の優れた架橋物を与える.また, Iの亜鉛塩とジベンゾチアジルジスルフィド (DM) との併用はW型クロロフ.レンに対して同様の特徴を有する架橋配合となる.代表的配合はそれぞれ6-アニリノ-1, 3, 5-トリアジン-2, 4-ジチオール (AF) の亜鉛塩1.0, ZnO5, MgO4phr;AFの亜鉛塩1.5, DM1.0, ZnO5, MgO4phrとなる.Iの亜鉛塩とDMを併用する加橋反応は亜鉛塩から生ずる1によるCRの活性塩素の置換反応と.IとDMから生じる6-R-1, 3, 5-トリアジン-2, 4-ビス (ベンゾチアジルー2-ジスルフィド) の解離によるトリアジンジチオラジカルによる架橋反応の併発によるジチオトリアジン架橋鎖の形成を主内容とするものと考えられる.

収録刊行物

  • 日本ゴム協会誌

    日本ゴム協会誌 52 (6), 385-390, 1979

    一般社団法人 日本ゴム協会

参考文献 (4)*注記

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