加硫促進剤の研究
書誌事項
- タイトル別名
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- (第9報) 簡易加硫試験法によるスコーチの研究
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説明
本研究第5報の硫化亜鉛測定試験法を利用して, 各種加硫促進剤のスコーチ性を比較した. その結果, 加硫促進剤は TMTD, D-DM 併用 M, MZおよび DM の順でスコーチし易いこと, TMTM は TMTDに比べて90°Cでは著しくスコーチし難いが, 100°C以上では大差ないこと, DM は TMTD のスコーチを抑えることを知った.<br>また第4報の TMTD の活性化反応を TMTM のそれと比較検討し, TMTM の活性化機構を提案し, 更に硫化水素発生試験法と反応液の変色より, 各種スコーチ防止剤は硫化水素発生反応をも阻止すること, DMのスコーチ防止ないしは硫化水素発生阻止作用は, 活性化硫黄を補捉して赤色のポリサルファイドになる為であることを推定した.
収録刊行物
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- 日本ゴム協会誌
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日本ゴム協会誌 32 (8), 587-594, 1959
一般社団法人 日本ゴム協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206563095424
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- NII論文ID
- 130001270355
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- ISSN
- 18840442
- 0029022X
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可