ポリ塩化ビニルの残留歪の研究

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  • ポリ エンカビニル ノ ザンリュウ ワイ ノ ケンキュウ 5
  • (第5報) 残留歪と強伸度

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Abstract

本報告は残留歪の強伸度に及ぼす影響を検討し, 残留歪に伴なって組織内に発生する微小空隙及ひ配列する鎖具を固定する結合機構の変化から, これを説明した. すなわち, 微小空隙が大きいときは, 強度を低下させ, 小さい時は柔軟にする. そして, 残留歪の増大は空隙の発生を促し, 熱及び可塑剤は, 空隙の発生を少なくし, かつ微小化に役立つ. また, 配列を固定する結合機構の多くが, 二次結合ないし Short Range Order であるときは, 脆弱となり, 微結晶が主となったときは, 強靱になる傾向を示す.

Journal

  • NIPPON GOMU KYOKAISHI

    NIPPON GOMU KYOKAISHI 33 (1), 21-28, 1960

    THE SOCIRETY OF RUBBER SCIENCE AND TECHNOLOGYY, JAPAN

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