アドホックマイクロホンアレーにおける時間チャネル領域での非負値行列因子分解を用いた振幅ベースの音声強調

書誌事項

タイトル別名
  • Amplitude-based speech enhancement with non-negative matrix factorization in time-channel domain for ad hoc microphone array
  • アドホックマイクロホンアレー ニ オケル ジカン チャネル リョウイキ デ ノ ヒフチ ギョウレツ インシ ブンカイ オ モチイタ シンプク ベース ノ オンセイ キョウチョウ

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抄録

<p>本論文では,時間チャネル領域の非負値行列因子分解(NMF)による,非同期分散型録音の目的音強調手法について述べる。複数の録音機器による多チャネル信号は,機器ごとのサンプリング周波数の微小なずれが引き起こす位相差のドリフトのため,位相情報を用いるアレー信号処理は適さない。位相に比べると振幅の分析はドリフトの影響を大きく受けないことに着目し,戸上らが提案した時間チャネル領域のNMFによるチャネル間ゲイン差の分析(伝達関数ゲイン基底NMF)に基づく時間周波数マスクを用いる。また,基底数よりも十分大きなチャネル数が得られない条件の音声強調のための,基底を事前に学習する教師ありNMFについて議論する。</p>

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 72 (8), 462-470, 2016

    一般社団法人 日本音響学会

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