縦-捩り振動利用の超音波モータ/アクチュエータ : 高トルク構成の実験的検討

書誌事項

タイトル別名
  • Ultrasonic motor/actuator using longitudinal and torsional vibrations : An experimental study of its high torque constructions
  • タテ ネジリ シンドウ リヨウ ノ チョウオンパ モータ アクチュエータ コウ

この論文をさがす

抄録

本論文は、回転型・超音波モータの高トルク化を目的として、ロータ加圧力を増加した構成並びに振動子径を大型化した構成の実験的検討結果を詳述する。ここで試作した二つの超音波モータはロータ・共振子兼用超音波モータと直径10cmの縦-捩り振動子一体型・大口径超音波モータである。どちらも高トルク使用に適している縦-捩り振動利用構成である。試作の結果、どちらも高トルク化が図られた。また、動作時の共振レスポンスの測定により、ロータの加圧力に対して共振モードが変化することや、効率の良い動作点は共振点近傍より反共振点近傍に存在することを明らかにした。二つの振動の反共振点を更に近づければ性能がより向上できる可能性のあることが分かった。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 49 (9), 607-614, 1993

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (6)*注記

もっと見る

参考文献 (12)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ