指向性を持つ音源・マイクロホンによるダクト内1次元音場の能動制御について

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タイトル別名
  • Active control of one dimensional sound fields in a duct by means of directional sound source and microphone
  • シコウセイ オ モツ オンゲン マイクロホン ニ ヨル ダクト ナイ 1ジゲン オンバ ノ ノウドウ セイギョ ニ ツイテ

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抄録

ダクト内を伝搬する騒音の能動制御において, 音源とマイクロホンの指向性と, 制御により生じる音場との関連について解析を行った。その結果,指向性を持つ音源とマイクロホンを用いたシステムは,騒音成分のみを検出・消去するため,両端面での反射があるケースにおいても安定した能動消音ができ, ダクト内の1次元音場は,付加音源騒音源間でのみ入力騒音の伝搬する進行波音場となることが分かった。一方,音源あるいはマイクロホンが無指向性の場合, その配置と入力騒音の周波数によってダクト内には定在波が生じ, 完全な消音はできない。以上の結果はFiltered-X LMS適応制御システムによる制御実験によって確認された。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 59 (3), 113-120, 2003

    一般社団法人 日本音響学会

参考文献 (8)*注記

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