ATR可変残響室の構造と音響特性

書誌事項

タイトル別名
  • Structure and acoustic characteristics of the ATR variable reverberation room
  • ATR カヘン ザンキョウシツ ノ コウゾウ ト オンキョウ トクセイ

この論文をさがす

抄録

ATR 視聴覚機構研究所に設置した視聴覚実験設備の一つである可変残響室の構造と音響特性について延べる。この可変残響室(10.9 × 6.67 × 4.05m)の壁面は反射面と吸音面と持つ62本の回転円筒からなり、天井の一部は26枚の回転板が設置されている。これらの残響可変装置はすべて計算機で制御でき、残響時間(500 Hz)を0.2〜1.1秒の間を連続的に変化できる。本報告では、壁面の円筒や天井回転板の角度と残響時間の関係、及び室内の気温上昇に伴う残響時間の変化についての詳細な測定データを示す。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 48 (5), 301-308, 1992

    一般社団法人 日本音響学会

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (7)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ