道路交通騒音の予測問題における音響学会式からの一補正理論と実験

書誌事項

タイトル別名
  • A correction theory for the prediction method of road traffic noise proposed by the Acoustical Society of Japan and its experiment
  • ドウロ コウツウ ソウオン ノ ヨソク モンダイ ニ オケル オンキョウガク

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抄録

公知のように、道路交通騒音の標準的な予測法として音響学会式が広く用いられている。本論文では、この音響学会式に対し、いきなり間接要因とも言える周囲音環境の特殊性を考慮してゆく従来のα補正法ではなく、直接要因である騒音発生源の交通流を主因とした補正の一試みを新たに導入した。この交通流と補正項間の回帰関係を見出すために、あらかじめ回帰の型を限定したり特定の誤差評価規範を援用しない、いわゆる一般化した非線形回帰モデルを導入し、補正の新たな一試みを提案した。最後に、本予測法は、単に方法論上の提案のみに留まることなく、実際に広島県内の各地点で実測した多くの観測データに適用し、実験的にもその有効性を確認している。

収録刊行物

  • 日本音響学会誌

    日本音響学会誌 48 (4), 217-223, 1992

    一般社団法人 日本音響学会

参考文献 (7)*注記

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