秋田県に眠るオレオマテリアル-アケビ種子油-

DOI Web Site Web Site 参考文献4件 オープンアクセス
  • 池本 敦
    秋田大学 教育文化学部 地域文化学科 地域社会講座

書誌事項

タイトル別名
  • Akebia Seed Oil as Traditional Oleomaterials in Akita
  • アキタケン ニ ネムル オレオマテリアル : アケビ シュシユ

この論文をさがす

説明

<p>アケビ種子油はかつて秋田で作られていた伝統的食用油であり,主成分が1,2-ジアシルグリセロ-3-アセテート(DAGA)であるという特徴を有する。通常の植物油の主成分であるトリアシルグリセロール(TG)と比較して,DAGAはリパーゼによる加水分解効率が低い。このため,消化・吸収されにくい性質を有し,体脂肪がつきにくく太りにくいという優れた特性がある。アケビ種子油の実用化には,原料の確保のためにアケビ栽培を拡大させる必要がある。また,種子のみでなく実や果皮を利用し,アケビを丸ごと活用することが必要であり,現在これらの課題に産学官連携で取り組んでいる。</p>

収録刊行物

  • Oleoscience

    Oleoscience 18 (3), 107-112, 2018

    公益社団法人 日本油化学会

参考文献 (4)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ