保育園児の家庭での歯磨き状況と保護者の意識調査

  • 新井 恵
    埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科

書誌事項

タイトル別名
  • Research on tooth brushing and guardians’ awareness of tooth brushing in the homes of nursery school children

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説明

<p> 保育園児の家庭での歯磨き状況と保護者の意識について明らかにすることを目的に関東近郊の保育園に通う園児の保護者100名に対して、無記名自記式質問紙調査を実施した。質問紙は保育園を通じて配布し、研究者への直接返送にて回収した。回収率は89.0%だった。子ども自身による歯磨きについて、年齢が上がるほど実施率が高かった。保護者による仕上げ磨きは84.3%の者が行っており、実施者はすべてのクラスで母親が最も多かった。0、1、2歳児クラスを乳児クラスとし、3、4、5歳児クラスを幼児クラスとして、基本的な歯磨き行動や保護者の意識について比較した。保育園への要望についてのみ有意な差があり、幼児クラスの方が要望が多かった。歯磨きや口腔の問題について79.2%の者が保育園の先生と話したことがないと回答した。保育園と家庭との連携は十分とはいえず、今後う蝕予防のための効果的な連携方法を検討する必要がある。</p>

収録刊行物

  • 保健医療福祉科学

    保健医療福祉科学 8 (0), 48-52, 2019-03-31

    埼玉県立大学保健医療福祉科学学会

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