固形がんに対する画像下コアニードル生検の実際

  • 曽根 美雪
    国立がん研究センター中央病院放射線診断科・IVRセンター

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説明

<p>画像ガイド下経皮的針生検は,超音波,CT,X線透視などの画像を用いた低侵襲な組織採取法であり,近年,個別化医療の台頭により施行数が増加している.生検前のプランニングにおける画像の検討が重要であり,細胞量が豊富であることを反映する所見がみられる部位を標的とし,安全な穿刺ルートを選択することによって,病理組織診断,遺伝子変異解析に必要な検体を,短時間で低侵襲に採取することが可能である.さらに,IVRの技術を用いた深部病変への針誘導などの技術の発達により,体幹部では,ほぼ全ての部位を生検の対象とすることが可能となっている.このため,小児においても,画像ガイド下経皮的針生検が行われる機会が増加しているが,検体量への懸念などから,未だ標準的な検体採取法とはなっていない.本稿では,画像下コアニードル生検の実際を紹介する.</p>

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