超音波ガイド下に整復直後,腹腔鏡下修復術を施行した閉鎖孔ヘルニアの1例

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  • Immediate Laparoscopic Repair of Obturator Hernia after Ultrasound-guided Reduction: A Case Report

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抄録

<p>超音波ガイド下に整復後,同日腹腔鏡下手術を行った閉鎖孔ヘルニアの1例を経験した.症例は54歳,女性.右鼠径部痛を主訴に前医で腹部CT検査を施行したところ右閉鎖孔ヘルニアと診断された.手術目的に当院へ紹介受診となり,直ちに超音波プローベを用い嵌頓腸管を整復した後,同日腹腔鏡下手術で修復術を施行した.閉鎖孔ヘルニアは画像診断の進歩により近年術前に診断可能な症例が増加してきている.手術に関しては定型的な手術法は確立しておらず腸管の損傷,腹腔内の汚染の具合で様々な手術方法が用いられているが,発症早期に嵌頓腸管の解除が得られた場合,その同日直後の腹腔鏡下手術はより侵襲の少ない修復術として期待される.</p>

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