ケーススタディ:大学生、地域住民、自治体の協働による育児支援ボランティア活動

書誌事項

タイトル別名
  • Case study: Childcare volunteering through collaboration among university students, community residents, and the local government
  • 大学生、地域住民、自治体の協働による育児支援ボランティア活動 : 組織発達と活動メンバーの学びの検討
  • ダイガクセイ 、 チイキ ジュウミン 、 ジチタイ ノ キョウドウ ニ ヨル イクジ シエン ボランティア カツドウ : ソシキ ハッタツ ト カツドウ メンバー ノ マナビ ノ ケントウ
  • Exploration of organizational development and learning of participants
  • 組織発達と活動メンバーの学びの検討

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抄録

【目的】本研究は,ケーススタディデザインによりQuinn and Cameronの組織発達の理論に基づいて,育児支援ボランティア組織の発展,活動メンバーが獲得した学びを検討した。 【方法】ボランティア組織の月例会議事録,関連の報告書や自治体の文書,12人の活動メンバーのインタビュー逐語録から得た質的データは内容分析,上記の自治体の文書の量的データは記述統計により分析した。 【結果】育児支援ボランティア組織は,一般的な組織ライフサイクル・モデルと同じように発達したことが明らかとなった。大学生は【子どもを育てるということ】,【乳児の理解】,【ケアリングの心と振る舞い】,【育児支援ボランティア活動の意義】について,一方,地域住民ボランティアは【母子を理解し接するということ】,【育児支援ボランティア活動の意義】,【基本理念と成功の秘訣】,【ボランティアマネージメントの課題】についての学びを得ていた。 【結論】研究結果は,ボランティアの組織発達における効果的な協働の検討や活動に参加する全てのメンバーの学びを促す環境を創るために活用できると考えられる。

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