書誌事項
- タイトル別名
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- Evaluation of Electrical and Physiological Properties of Supercooled Fresh Cut Spinach
- カレイキャク ホゾン サレタ カットホウレンソウ ノ デンキテキ,セイリガクテキ ヒョウカ
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抄録
<p>本研究では,カットホウレンソウを供試材料とし,その質量モル濃度の測定値から氷結点を算出するとともに,differential scanning calorimetry(DSC)冷却曲線より過冷却点を計測した.その結果,試料の氷結点は-0.95±0.19℃,過冷却点は-7.1°C~-16.8℃の範囲にあることが示された.つぎに試料をフィルム密閉包装した後,-5℃で1週間過冷却保存させた.過冷却保存後の試料の細胞膜状態と細胞活性を電気インピーダンス計測法およびTTC還元法を用いて評価した結果,全試料48サンプルのうち45サンプルにおいて,細胞膜の閉鎖性が保たれること,また細胞活性を有することが示された.本研究は,カットホウレンソウ試料を-5℃において1週間過冷却状態を保つことが可能であることを示すが,過冷却保存は試料の細胞膜状態を変化させ,細胞活性を低下させることも示唆された.</p>
収録刊行物
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- 日本食品科学工学会誌
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日本食品科学工学会誌 66 (9), 335-340, 2019-09-15
公益社団法人 日本食品科学工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277355350016
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- NII論文ID
- 130007715825
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- NII書誌ID
- AN10467499
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- ISSN
- 18816681
- 1341027X
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- NDL書誌ID
- 029947015
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可