脳腫瘍周術期の管理

  • 山田 深
    杏林大学医学部リハビリテーション医学教室

書誌事項

タイトル別名
  • Perioperative Rehabilitation for Brain Tumor
  • ノウ シュヨウシュウジュツキ ノ カンリ

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抄録

<p>悪性脳腫瘍の初期治療は腫瘍の摘出が基本となり,周術期のリハビリテーション診療対応が必要となる.術前には治療効果の検証や長期の介入プラン検討のために運動,認知機能の評価を詳細に行い,筋力や運動耐容能の維持を図る.術後には可能な限り積極的に離床を進める.近年ではいわゆる術後早期回復の一環として,脳腫瘍患者における早期離床の有効性が論じられている.周術期には脳腫瘍に特有の症状と治療に伴う有害事象を踏まえたうえで,廃用症候群をはじめとした合併症を予防しつつ,初期治療終了後の対応を見据えたリハビリテーション医療を提供することが求められる.</p>

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