1.5µm帯パルス光励起での低温成長GaAs光伝導アンテナによるテラヘルツ波検出

  • 角屋 豊
    広島大学 大学院先端物質科学研究科

書誌事項

タイトル別名
  • Terahertz wave detection using a low-temperature-grown GaAs photoconductive antenna excited by 1.5µm pulses
  • 1.5 µ mタイ パルスコウレイキ デ ノ テイオン セイチョウ GaAs ヒカリデンドウ アンテナ ニ ヨル テラヘルツハ ケンシュツ

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抄録

<p>テラヘルツ時間領域分光におけるパルス光源として,小型で安定性に優れる1.5µm帯ファイバレーザーへの移行が進んでいる.この波長帯に適合したテラヘルツ波発生・検出用光伝導アンテナ材料の開発が必要であるが,従来広く用いられてきた低温成長GaAsでは励起効率が低い.InGaAsを用いたアンテナも市販されているが,雑音が高いなど,その性能には改善が望まれる.一方,低温成長GaAsアンテナは極めて低雑音であるので,非線形吸収を活用できれば,1.5µm帯励起においても有用なアンテナになりうる.本稿では,低温成長GaAs光伝導アンテナの1.5µm帯励起に関する筆者らの最近の研究を紹介する.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 83 (7), 576-579, 2014-07-10

    公益社団法人 応用物理学会

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