鍼灸治療が末梢循環に及ぼす影響とその作用機序について ―基礎研究からの考察―
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- 木村 研一
- 関西医療大学保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科
書誌事項
- タイトル別名
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- Effects of acupuncture on peripheral circulation in basic research
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抄録
<p>鍼灸治療は閉塞性動脈硬化症,レイノー病,肩こりや冷え症など末梢循環障害に起因する疾患や症状に効果がある.鍼灸治療により末梢循環が改善し,酸素,栄養物質の供給や発痛物質,疲労物質の除去が促進されるためと考えられている.末梢循環改善の作用機序については主に感覚神経終末からカルシトニン遺伝子関連ペプタイド(CGRP)やサブスタンスPなどの血管拡張物質によって局所の血管拡張が起こると考えられている.近年,一酸化窒素(NO)やアデノシンの関与についても示唆されている.さらに,局所の血管拡張への筋交感神経活動(MSNA)の関与についても検討を行ったが,鍼治療によるMSNAへの影響はみられず,MSNAの抑制による受動的な血管拡張の関与は少ないことが示唆された.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 56 (3), 146-149, 2019
日本自律神経学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277355753728
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- NII論文ID
- 130007718971
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可