アメリカにおける科学教育改革の変遷―国家繁栄のために求められる科学の素養とは何か

書誌事項

タイトル別名
  • Change of science education reform in the United States: What is scientific knowledge and skill needed for national prosperity?
  • アメリカ ニ オケル カガク キョウイク カイカク ノ ヘンセン : コッカ ハンエイ ノ タメニ モトメラレル カガク ノ ソヨウ トワ ナニ カ

この論文をさがす

抄録

<p>国家繁栄のため,科学教育改革に関してドラスティックな展開をしてきた国としてアメリカ合衆国を取り上げ,現在に至るその歴史的展開を概観する.連邦政府の関与した運動としては,1950年代後半から開始された科学カリキュラム改革運動が最初のものとして位置づけられ,1980年代末には「科学的リテラシー」育成を目標とするナショナル・スタンダード運動が展開された.現在はSTEM教育を旗印に,技術・工学や数学との一体的な教育の推進が展開されている.本稿では,これら一連の運動を,その成果と背景にあるイデオロギーとの関係の中で解釈し,今後日本が求められる国家繁栄のための科学の素養について提案を行う.</p>

収録刊行物

  • 応用物理

    応用物理 81 (10), 831-836, 2012-10-10

    公益社団法人 応用物理学会

参考文献 (20)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ