鍼治療がストレス反応に及ぼす影響 —円皮鍼の基礎研究より—
書誌事項
- タイトル別名
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- Influences of acupuncture treatment on stress responses: basic research on press tack needle
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説明
<p>鍼治療は,不安障害,抑うつ,双極性障害,睡眠障害などの精神的要因の関連する症状にも適応されている.オレキシンは視床下部で分泌される神経ペプチドで,種々の自律機能の調節に関与しているが,ストレス反応の制御にも関与している.我々は,ラット社会的孤立ストレスモデルを用い,精神的ストレスに対する円皮鍼の効果,ならび作用機序の検討としてオレキシンの関与を調べた.7日間の孤立ストレス負荷によって攻撃性,コルチコステロンの分泌が上昇し,またオレキシンの分泌も上昇した.しかしながら,百会穴への円皮鍼治療によっていずれの上昇も抑制された.円皮鍼はオレキシンの分泌抑制を介して,ストレス反応を抑制したと考えられる.</p>
収録刊行物
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- 自律神経
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自律神経 56 (3), 150-154, 2019
日本自律神経学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277359114368
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- NII論文ID
- 130007718967
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- ISSN
- 24347035
- 02889250
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可