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- Hyoung seok HAM
- Assistant Professor, Chonnam National University
書誌事項
- タイトル別名
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- Śāntarakṣita’s Prioritization of Dharmakīrti’s Thesis over Bhāviveka’s in His Critique of <i>Vedāpauruṣeyatva</i>
- Santaraksita's Prioritization of Dharmakirti's Thesis over Bhaviveka's in His Critique of Vedapauruseyatva
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抄録
<p>本稿はシャーンタラクシタ著『真理綱要』Śrutiparīkṣā章に挙げられるミーマーンサーのヴェーダ著者不在/非人為性を分析する.シャーンタラクシタはバーヴィヴェーカが『中観心論』「ミーマーンサー章」で行なう批判も適用するが,最終的にはダルマキールティの批判を主に採用する.シャーンタラクシタが紹介するバーヴィヴェーカの主張は,1)仏典にも著者は存在しない,2)ヴェーダ作者の存在は証明可能である,の二点である.しかしながら,シャーンタラクシタはバーヴィヴェーカの主張と同様の議論をクマーリラに対する反駁として使用している.更に,最終的にシャーンタラクシタが採用する主張はダルマキールティの「ヴェーダは如何なる意味も持っていないテキストである」というものである.本研究は,シャーンタラクシタによるミーマーンサー批判の中でバーヴィヴェーカの見解が導入されていることを明らかにする.それにより『中観心論』と『真理綱要』にはいかなる関係もないという先行研究の見解を訂正する.</p>
収録刊行物
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- 印度學佛教學研究
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印度學佛教學研究 67 (3), 1118-1123, 2019-03-25
日本印度学仏教学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277362568320
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- NII論文ID
- 130007720225
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- NII書誌ID
- AN00018579
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- ISSN
- 18840051
- 00194344
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- NDL書誌ID
- 029604867
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可