(23)サービス業における人材の現状と課題

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説明

<p>今日,わが国において,サービス産業の重要性は従来以上に高まっている。サービス産業に含まれる業種は多岐にわたるため,一括してその産業像を語ることは難しいが,多くの場合,製造業と比して正社員・正職員以外の雇用者比率が高いという傾向がある。こうした傾向が企業にどのような影響を与えるのか。また,そのような立場の従業員はどのような意識で仕事を担っているのか。この問題を解明するため,本研究ではサービス産業の特徴的である「サービス・エンカウンター」が重要な意味を持つ小売業と飲食業でアルバイトやパートタイムの立場で働く方に対してアンケート調査を実施した。このアンケート結果から,日常業務においてマニュアルで対応できない問題に臨機応変に対応していること,自らの実力が発揮されているという意識が高いモチベーションとして影響していることが明らかにされた。これらの結果を手がかりに,サービス・エンカウンターの属人的な知識を組織として活用していくための課題を検討した。</p>

収録刊行物

  • 經營學論集

    經營學論集 86 (0), F23-1-F23-7, 2016

    日本経営学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001277363847552
  • NII論文ID
    130007722767
  • DOI
    10.24472/abjaba.86.0_f23-1
  • ISSN
    24242047
    24322237
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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