書誌事項
- タイトル別名
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- Tectonic Landforms and Co-Seismic Uplift in the Southwestern Coastal Area of the Noto Peninsula, Central Japan
- ノト ハントウ ミナミセイガン ヘンドウ チケイ ト ジシンセイ リュウキ
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説明
<p>能登半島南西岸地域の隆起の原因を明らかにするため,沿岸の変動地形調査を実施した.本地域の海成段丘面は,高位のものからH1面~H4面,M1面・M2面,A面に区分できる.また,岩石海岸には離水ベンチが認められる.M1面はMIS 5eに形成された海成段丘面である.それより古いH1面~H4面には赤色風化殻が認められる.A面は,11世紀以前に離水した完新世段丘面(ベンチ)であると考えられる.これらの段丘面の高度には,累積的な南への傾動が認められる.調査地域北部では,富来川南岸断層が海成段丘面を変位させており,MIS 5e以降の累積鉛直変位量は約30 mである.その活動性はMIS 5e以降に高まったと考えられる.複数のベンチは間欠的な隆起を意味しており,調査地域の隆起運動は,南東~東傾斜の逆断層運動によってもたらされたと考えられる.このため,富来川南岸断層は沿岸から3~4 km沖合にある海底活断層に連続する可能性がある.</p>
収録刊行物
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- 地理学評論 Series A
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地理学評論 Series A 88 (3), 235-250, 2015-05-01
公益社団法人 日本地理学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001277365899264
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- NII論文ID
- 130007724184
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- NII書誌ID
- AA11591990
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- ISSN
- 21851751
- 18834388
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- NDL書誌ID
- 026430496
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- 本文言語コード
- ja
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- 資料種別
- journal article
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- データソース種別
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- JaLC
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- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可