欧州標準化規則(1025/2012)及びMandate(標準化要求)に係る動向について

  • 鈴木 俊吾
    国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
  • 国松 麻希
    三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社

書誌事項

タイトル別名
  • Regarding to Regulation (EU) No 1025/2012 on European standardisation, and Mandate (Standardisation request)
  • オウシュウ ヒョウジュンカ キソク(1025/2012)オヨビ Mandate(ヒョウジュンカ ヨウキュウ)ニ カカル ドウコウ ニ ツイテ

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説明

<p>欧州における「欧州単一市場(European Single Market)」政策の一環として、欧州議会及び欧州理事会の決定事項に基づき、欧州委員会が欧州指令(Directives)を発行するとともにその具体化のために多数のマンデート(Mandate:標準化要求)が発行されてきた。</p><p>本稿は、まず2012年に欧州議会及び欧州理事会が欧州標準化規則(Regulation (EU) No 1025/2012)を制定するに至った大きな流れを示す。</p><p>次に、欧州標準化規則の制定を受けてマンデートにどの様な変化が生じているのかについての分析を行った結果、年平均作成件数や平均ページ数に変化が生じていること等を確認した。</p><p>最後に、マンデートの動きに着目することによって、欧州における課題認識や標準化ニーズ、規格開発スケジュール等の情報を共有することが可能となり、欧州における課題認識を理解した上で欧州各国等と協力して国際標準を開発していく等、これらの情報がこれからの国際標準化活動等に有意義な影響をもたらすであろうことを指摘する。</p>

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