大阪湾湾奥の御前浜における二酸化炭素フラックスの時間変動

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タイトル別名
  • TEMPORAL VARIATION OF CARBON DIOXIDE FLUX ON OMAEHAMA IN INNER PART OF OSAKA BAY
  • オオサカワンワン オク ノ ゴゼンハマ ニ オケル ニサンカ タンソ フラックス ノ ジカン ヘンドウ

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抄録

<p> 本研究では兵庫県西宮市に位置する大阪湾湾奥の御前浜において渦相関法を用いたCO2フラックスの時間変動およびCO2フラックスと水質の関連性を明らかにすることを目的に調査を行った.観測期間中のCO2フラックスは-0.90~0.67mgCO2/m2/sで変動しており,すべての小潮で吸収,大潮の3回の内,2回は放出を示した.また,小潮における昼間のCO2フラックスは夜間の約2.8倍の吸収を示した.CO2フラックスと表層の水質の関係性について,相関係数が0.5以上のCO2フラックスと関係性の強い変数はなかった.大阪湾湾奥におけるCO2フラックスは小潮で吸収傾向,大潮で放出傾向であり,貧酸素・無酸素状態,成層の緩和や硫化水素の発生といったイベントとの関連性は認められず,CO2フラックスは時間変動していることが考えられた.</p>

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