メソッドレベルセマンティックバージョニングの提案と評価

書誌事項

タイトル別名
  • Proposition and Evaluation of Method-level Semantic Versioning

この論文をさがす

説明

ソフトウェア開発において利用されるライブラリには,機能追加や改善,バグ修正などによる時系列的変化を区別するためのバージョンが付与される.バージョニング手法に後方互換性の有無を反映させるセマンティックバージョニングと呼ばれる手法がある.この手法でライブラリに付与されたバージョンからライブラリの後方互換性の有無は判断できるが,APIごとの後方互換性の有無は判断できない.そこで本研究では,メソッド単位でセマンティックバージョニングを行う手法を提案し,提案手法を用いてJava言語のメソッドに自動でバージョニングを行うツールを作成した.本手法によりメソッド単位でバージョニングを行うことで,メソッドごとの後方互換性の有無を自動で判断できるようになる.更に,提案手法及び作成したツールの有用性を示すために,後方互換性のない変更が行われたメソッドを検出する実験を行い,既存研究との差異を調査した.その結果,提案手法を用いることにより,既存研究では検出できなかった変更を検出できることが分かった.

収録刊行物

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001277374367232
  • DOI
    10.14923/transinfj.2018jdp7074
  • ISSN
    18810225
    18804535
  • 本文言語コード
    ja
  • 資料種別
    journal article
  • データソース種別
    • JaLC
    • KAKEN
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ