Learning of false information that is contradict with stored knowledge and attention to the false information

DOI
  • Sekiguchi Takahiro
    東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科・東京学芸大学大学院教育学研究科
  • Akai Kyoka
    東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科・東京学芸大学大学院教育学研究科

Bibliographic Information

Other Title
  • 既有知識に反する誤りの学習と誤りへの注意

Abstract

<p>意味記憶に関する近年の研究では,事実と異なる誤情報に触れることで,誤りだと知っているにも関わらず,それを正しい情報として想起しやすくなることが報告されている(Bottoms et al, 2010)。これを踏まえ本研究では,こうした既有知識に反する誤りの学習が,学力テスト等の正誤判断問題に相当する刺激・課題(例:ニュートンはピサの斜塔で落体の実験を行った→×)を用いた場合でも生じるかを検討した。またその際,誤りを含む文の正誤判断をする条件と,単にそれを読む条件とを設けて,文中の誤りに注意を向けることが誤りの学習に与える影響も検討した。実験の結果,誤りを含む文の正誤判断により,既有知識に反する誤りの学習が生起することが確認され,この現象が一般性の高いものであることが示された。また,誤りの学習は読み条件でも正誤判断条件と同程度に見られ,誤りに対する注意は誤りの学習に影響しないことが示唆された。</p>

Journal

Details 詳細情報について

  • CRID
    1390001277374573568
  • NII Article ID
    130007734670
  • DOI
    10.14875/cogpsy.2019.0_69
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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