外傷全身CT撮影における被ばく線量(CTDIvolとDLP)の国内実態調査

書誌事項

タイトル別名
  • Research for CTDIvol and DLP, to clarify radiation dose of whole-body CT for trauma in Japan
  • ガイショウ ゼンシン CT サツエイ ニ オケル ヒバクセンリョウ(CTDIvol ト DLP)ノ コクナイ ジッタイ チョウサ

この論文をさがす

説明

<p>目的:外傷全身CTを施行された症例の被ばく線量(CTDIvolとDLP)の全国調査を行い,国内の外傷全身CTの被ばく線量の現状を明らかにすること。方法:全国の救命救急センター284施設を対象とした。日本救急撮影技師認定機構が運用しているメーリングリストを用いて調査フォームを送付し,回答を得た。このうち標準的体形と考えられる体重50〜60kg群について被ばく線量の解析を行った。結果:55施設,症例数1,630例の回答が得られた。体重50〜60kg群は346症例であった。頭部から骨盤部まで造影剤を用いて2相撮影されたものは111例であり,中央値4,723.8mGy・cm,最小値1,766.8mGy・cm,最大値12,921.3mGy・cm であった。最大値/ 最小値は7.31であった。結語:外傷全身CTは症例ごとに撮影範囲が異なるため単純な比較はできないが,被ばく線量の格差が生じていることが示唆された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ