一次修復不能な腱板断裂に対する上方関節包再建術の治療成績

  • 森岡 健
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 菅谷 啓之
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 高橋 憲正
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 松木 圭介
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 渡海 守人
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 上田 祐輔
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 星加 昭太
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 濱田 博成
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 竹内 康剛
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター
  • 土山 耕南
    船橋整形外科病院 スポーツ医学・関節センター

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説明

(目的)当院にて一次修復困難な腱板断裂に対して鏡視下上方関節包再建術(ASCR)を行ったので術後12ヶ月時点での治療成績を報告する.<BR>(対象と方法) 2014年から2017年までにASCRを行った 18例(男性10例,女性8例)を対象とした.検討項目はJOAスコア,ASESスコア,可動域,再断裂の有無,術後合併症である.<BR>(結果)JOAスコアが術前58点から術後76点に改善,ASESスコアが45点から77点に改善した.可動域は自動挙上角度は113度から143度に改善したが,下垂位外旋角度,内旋角度は有意な変化は認めなかった.再断裂を4例に認めた.<BR>(考察・結語)ASCRは再断裂を来さなければ上腕骨頭の上方化を抑制し,肩関節を求心位に保たれるので良好な成績が期待できると考えられた.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 43 (3), 757-760, 2019

    日本肩関節学会

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