デカブロモジフェニルエーテルの熱分解試料および分解副生成物の評価

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タイトル別名
  • Evaluation of Thrmal Decomposition Samples and Decomposition By-products of Decabromodiphenyl Ether

抄録

<p>臭素系難燃剤等として使用されているデカブロモジフェニルエーテル(BDE-209)は国内および国際的に規制されているが、過去の製品等として残存しており,分解処理が必要とされている。しかし、現在BDE-209の熱分解処理に関する研究は十分な知見が蓄積されていない。 本研究では、未燃分が発生する不完全燃焼系とそれが発生しない完全燃焼系の2通りの燃焼炉において熱分解試験を行い、ガスクロマトグラフ質量分析法(GC-MS)を用いた定量・定性分析によって、分解副生成物を含めた総合的な熱処理技術を評価することを目的とした。結果として、十分な滞留時間の元でBDE-209を850℃、空気雰囲気下で熱分解した場合、バーゼルガイドラインの基準(DE&gt;99.999%、DRE&gt;99.9999%)を達成でき、分解副生成物としてPBDEs,PBDFsおよび臭素系有機化合物が同定された。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001277394738944
  • NII論文ID
    130007749004
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.30.0_483
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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