相対比を用いた原発のモニタリングについて

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タイトル別名
  • Relative monitoring method for nuclear power plants

抄録

<p> 全国各地のモニタリングポストで測定されている空間線量率は、降雨の影響により大幅に変化する。福島第一原発事故による放射能汚染地域を除いて、その線量率は自然放射性元素由来の範囲ではあるが、変化が大きいため原子力発電所からの微量な放射性物質の放出を監視するうえで、わかりにくい状況を呈している。空間線量率の相対比を用いて降雨の影響を抑え、原発の監視を強化する方法を考案した。 原子力規制委員会のホームページから、原発周辺のモニタリングポストの10分毎のデータをダウンロードすることができる。公開されているデータの中から、基準となる測定局を選定し、それから半径3kmの範囲に存在する測定局のうち、原発を取り囲むように配置されているものを対象に検討を行った。降雨の影響が抑えられ、原発から放射性物質の放出があれば、顕著なレスポンスが得られるものと考える。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001277394763904
  • NII論文ID
    130007749149
  • DOI
    10.14862/geochemproc.66.0_189
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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