大腸癌症例からみた精密検査法としての大腸CT検査の有用性と C─RADS評価の妥当性についての検討

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タイトル別名
  • Validity of CT colonography reporting and data system (C-RADS) assessment for a precise examination method in colorectal cancer cases
  • 大腸癌症例からみた精密検査法としての大腸CT検査の有用性とC-RADS評価の妥当性についての検討
  • ダイチョウ ガン ショウレイ カラ ミタ セイミツ ケンサホウ ト シテ ノ ダイチョウ CT ケンサ ノ ユウヨウセイ ト C-RADS ヒョウカ ノ ダトウセイ ニ ツイテ ノ ケントウ

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説明

<p>大腸CTは欧米のみならず本邦でもその評価が高まっている。一般に, 大腸CTではC-RADS評価により6mm以上あるいは10mm以上のピックアップ病変を大腸内視鏡検査に推奨している。今回, 当院で内視鏡的あるいは外科的に切除された大腸癌299病変の切除病理結果について後方視的再検討を加え, C-RADS評価により経過観察と判断される可能性のある進行癌の有無について検討した。299病変のうち, 10mm以下の進行癌を2病変に認めた。いずれも径10mmの病変であり, 6mm以下の進行癌は認めなかった。この2病変について, 大腸CT所見を検討するといずれもC2以上の病変として指摘可能であった。6mm以上の病変, あるいは10mm以上の大腸CTピックアップ病変に大腸内視鏡検査を推奨するC-RADS評価は概ね妥当と考えられた。</p>

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