保健医療福祉系大学における未成年者の規範意識と飲酒経験の関連

  • 新井 恵
    埼玉県立大学保健医療福祉学部健康開発学科
  • 山本 英子
    埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
  • 平野 裕子
    埼玉県立大学保健医療福祉学部看護学科
  • 井上 和久
    埼玉県立大学保健医療福祉学部理学療法学科

書誌事項

タイトル別名
  • Relationship Between Normative Consciousness and Alcohol Drinking in Health and Social Services Minor Students
  • ホケン イリョウ フクシケイ ダイガク ニ オケル ミセイネンシャ ノ キハン イシキ ト インシュ ケイケン ノ カンレン

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抄録

<p> 保健医療福祉系大学における未成年者の規範意識の実態および飲酒経験との関連について明らかにし、今後の教育方法を検討する上での基礎的資料を得ることを目的として質問紙調査を行った。対象は保健医療福祉系大学1年次入学生370名で、そのうち調査時に未成年者の単純集計と、規範意識と飲酒経験の関連についてχ2検定を用いて分析した。回収率81.4%であった。問題行動や危険行動の体験がある学生は少数であり、全体として規範意識は高い傾向にあることがうかがえた。飲酒は17.8%が体験していた。飲酒経験者は家族に関するセルフエスティームが低い、交通ルールを守らない等の特徴があった。特に、道路交通法を違反するという行為は、日常生活で一般的な規範として好ましくない体験をするよりも、より規範意識が低い状態であると考えられた。今後の大学教育で規範意識を高める教育と未成年者の飲酒に関する学生教育の必要性が示唆された。</p>

収録刊行物

  • 保健医療福祉科学

    保健医療福祉科学 3 (0), 22-31, 2014-03-31

    埼玉県立大学保健医療福祉科学学会

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