樹木種多様性・潜在資源利用・炭素蓄積量の比較:ミャンマーにおける事例

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タイトル別名
  • Comparing tree diversity, potential plant resources and carbon stock in Southern Shan, Myanmar

抄録

<p>熱帯地域の森林保全はREDD+をはじめとした地球温暖化緩和策としての役割が期待されている。広域スケールでは森林の炭素蓄積量と生物多様性の間に正の相関が確認されているが、実際の森林管理が行われるスケールでも同様の傾向が認められるとは限らない。さらに、森林に依存する地域住民への潜在的な便益(植物資源利用)を含めて、複数の生態系サービスと生物多様性の間のシナジーあるいはトレードオフの関係を明らかにすることで、多様な便益を保全・増強するための森林管理について検討することが可能になると期待される。本研究では、ミャンマーの半常緑樹林において森林炭素蓄積量の推定を目的に取得された毎木調査データ(40m×40m、DBH≧5cm)約50地点を用いて、炭素蓄積量、樹木種多様性を評価した。また、周辺に居住する住民への聞き取りにより全樹種の用途を調べ、地域住民による潜在資源利用を調査した。解析ではタケ類の優占度を考慮しながら、炭素蓄積量、樹木種多様性、潜在資源利用の三者の関係を比較した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288033687424
  • NII論文ID
    130007376281
  • DOI
    10.11519/jfsc.129.0_627
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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