ニホンジカを含むウシ目2種の分布拡大が森林生態系に与える影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Early-stage impacts of sika deer and wild boar distribution expansion on forest ecosystem
説明
<p>【目的】明治以降,新潟県など東北日本積雪地域の森林には,ウシ目大型哺乳類ではニホンカモシカのみが生息していた。近年,イノシシに続き二ホンジカの分布拡大が確認されている。これまで,二ホンジカで顕著なように,これらの個体数が増加した地域では,森林植生の変化や林業被害が発生している。そこで本研究では,これらの分布拡大が,3種の資源利用などを通して森林生態系にどのような影響を与えるのかを明らかにする。【方法】海岸から内陸にかけての少~多雪地帯にまたがる新潟県上越市名立区の里山を調査地とし,カメラトラップ法とピットフォールトラップ法で,3種の個体群動態・生息場所選択とイノシシの餌資源量を,それぞれ調査した。カメラトラップ法ではトレイルカメラを海岸側(2015年~)から山側(2014年~)にかけて40台設置し,うち15サイトで2017年9月にピットフォールトラップ調査を実施した。【結果】2014年,2015年,2016年,および2017年の4年分のデータから,GISを用いて景観スケールでの土地利用形態の影響についても検証した結果,3種の利用場所が年次,季節によって変化していることがわかった。</p>
収録刊行物
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- 日本森林学会大会発表データベース
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日本森林学会大会発表データベース 129 (0), 439-, 2018-05-28
一般社団法人日本森林学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288034222208
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- NII論文ID
- 130007376106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可