-
- 桜井 武
- 筑波大学基礎医学系
書誌事項
- タイトル別名
-
- Orexins : Neuropeptides that regulate feeding bahavior.
- オレキシン:摂食行動を制御する神経ペプチド
- オレキシン セッショク コウドウ オ セイギョ スル シンケイ ペプチド
この論文をさがす
説明
オレキシンは、オーファン受容体の内因性リガンドとして同定されたペプチドで、摂食中枢に局在している。ラットの脳内にオレキシンを投与するとラットの摂食量は増加するため、オレキシンは摂食行動を制御していると考えられる。オレキシン遺伝子欠損マウスは摂食量が20%程度減少している。オレキシンを産生する神経は視床下部のLHAに局在するが、大脳皮質、辺縁系、モノアミンニューロンの起始核など、さまぎまな部分に投射しており、動物の気分、情動、覚醒状態を制御する物質であると考えられている。また、オレキシン遺伝子欠損マウスがナルコレプシー様の睡眠障害を呈することから、オレキシンは、覚醒維持とREM睡眠の制御にも重要な働きをしていると考えられている。
収録刊行物
-
- 日本味と匂学会誌
-
日本味と匂学会誌 7 (1), 53-59, 2000
日本味と匂学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390001288035569792
-
- NII論文ID
- 110001100289
-
- NII書誌ID
- AA11426393
-
- ISSN
- 24241326
- 13404806
-
- NDL書誌ID
- 5341449
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可