省エネと衝突性能を両立させた「1.5 ギガパスカル級自動車用冷延鋼板」

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タイトル別名
  • 1.5GPa Grade Cold-rolled Steel Sheets for Automotive Parts with Excellent Energy-saving Effect and Crashworthiness
  • ショウエネ ト ショウトツ セイノウ オ リョウリツ サセタ 「 1.5 ギガパスカルキュウ ジドウシャヨウ レイエン コウバン 」

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抄録

<p>自動車の骨格部品は主にスチールで構成されており,現在は乗員保護と燃費向上の観点から主に1ギガパスカル級の高張力鋼板(ハイテン)が使用されている。一部の車種には1.5ギガパスカル級の鋼板も適用されつつあるが,熱間成形する必要があり省エネ性と生産性の低さが普及を阻害していた。 新たに開発した1.5ギガパスカル材では,従来の1ギガパスカル材の2倍の素材耐力を付与して,20%以上の自動車部品の軽量化が可能となった。さらに,優れた曲げ加工性,耐水素脆化特性を具備させたことで冷間成形での部品製造も可能となった。これにより,素材製造から輸送,プレス加工,自動車走行に至る各工程において省エネを実現した。</p>

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