3.メイラード反応とおいしさ : 伝統食品の解析から見えてきた"おいしさ"の一側面(<総説特集>うま味とおいしさを生みだす科学の世界-伝統から先端技術へ-3)
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- 勝又 忠与次
- キリン協和フーズ株式会社・開発本部・食品開発研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Maillard reaction and "palatability"
- メイラード反応とおいしさ--伝統食品の解析から見えてきた"おいしさ"の一側面
- メイラード ハンノウ ト オイシサ デントウ ショクヒン ノ カイセキ カラ ミエテ キタ オイシサ ノ イチ ソクメン
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説明
熟成を特徴とした伝統食品の成分解析から、メイラード反応したペプチド(MRPs)が、その特徴的な風味に関与していることが分かった。MRPsの特徴は、単独では明確な呈味作用は持たないが、食品に添加することで様々な味覚修飾効果を発現する事である。最近の筆者らの研究では、食品全体の風味変化ばかりでなく、基本味に対しても、明確な味覚修飾効果を有することが明らかになった。本稿では、その一例として、特定のMRPsの塩味修飾効果について、電気生理学的な手法と、ヒトの官能検査による手法で、検討を行った結果について紹介する。
収録刊行物
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- 日本味と匂学会誌
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日本味と匂学会誌 18 (2), 91-97, 2011
日本味と匂学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288035992448
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- NII論文ID
- 110008722667
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- NII書誌ID
- AA11426393
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- ISSN
- 24241326
- 13404806
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- NDL書誌ID
- 11229073
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可