日本におけるマイクロタスク型クラウドソーシング市場の現状調査(<特集>グローバリゼーションとテレワーク)

  • 井川 甲作
    松竹株式会社:東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科博士後期課程
  • 比嘉 邦彦
    東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科

書誌事項

タイトル別名
  • A survey study on the micro task type crowdsourcing market in Japan(<Special Issue>Globalization and Telework)
  • 日本におけるマイクロタスク型クラウドソーシング市場の現状調査
  • ニホン ニ オケル マイクロタスクガタ クラウドソーシング シジョウ ノ ゲンジョウ チョウサ

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抄録

クラウドコンピューティング技術の進歩は、コミュニケーションの地理的、時間的制約を緩和し、グローバルに協業する機会を増加させている。とりわけCrowdsourcingはICTを通じて、グローバル規模での人材と企業のマッチングを行い、ワーカーが世界中の企業から多様な仕事を受注することを可能にしている。しかしながら労働市場の地理的範囲が広がることで、競争も激化し、労働単価の低下も生じている。特にマイクロタスク(超細分化された単純労働)の分野では、新興国の人材が多数参入し、低コストで仕事が実施される労働市場が形成されつつある。日本においてもCrowdsourcingが注目を浴びているが、マイクロタスク型の分野については具体的な調査はなされていない。本報告では、日本の代表的なマイクロタスク型Crowdsourcingについて調査を行い、ワーカーの居住地域の分布、居住地域と報酬の生活への影響度の関連、生活への影響度と労働時間と金額の関係及び金額とモチベーションの関連について考察を行い、基本的な知見を得た。

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