小型無人航空機搭載デジタルカメラによる単一空撮可視光画像から推定する植生指標

書誌事項

タイトル別名
  • Vegetation Index Estimated from a Single Visible Light Image Captured by a Digital Camera on a Small Unmanned Aerial Vehicle
  • コガタ ムジン コウクウキ トウサイ デジタルカメラ ニ ヨル タンイツ クウサツカシコウ ガゾウ カラ スイテイ スル ショクセイ シヒョウ

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説明

<p>商用デジタルカメラに可視光遮断の近赤外レンズフィルターを装着して近赤外画像を取得し,可視光画像と組み合わせて植生指標を推定作成する過程は,複雑かつコストがかかり容易ではない.身近なモバイル機器により簡便に取得できる可視光画像から植生指標 (植物の光合成活性度や植物葉の分布量) を算出し,植生域か非植生域かを判別できれば,環境状況のモニタリングに非常に有益である.</p><p>しかし,可視光画像のみで得られる植生指標の緑赤植生指標では,小型無人航空機搭載のカメラ画像から作成した分布図において,影領域を植生領域と誤判別する問題が見出された.この誤判別の問題は,別の緑過剰指標による植生指標分布図において解消でき,植生/非植生の判別が可能となることを見出した.緑過剰指標では,光合成のために葉緑素が青バンドの光を強く吸収する効果を,定義式に加えていることが影響していると推測した.</p>

収録刊行物

  • 日本画像学会誌

    日本画像学会誌 57 (3), 302-307, 2018-06-10

    一般社団法人 日本画像学会

被引用文献 (2)*注記

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