ヘルスプロモーションに貢献するデザイン分野

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タイトル別名
  • Design Fields contributing to Health Promotion
  • 提供者視点の活動とユーザーベネフィットに着目して
  • Focus on promotion activities by provider-viewpoint, and user benefits

抄録

本稿はWHOのオタワ憲章(1986)により新しい概念として提示されたヘルスプロモーションについて、その概念と定義、活動対象に関する文献調査を通じて、ヘルスプロモーション活動(サービス提供者視点)とユーザーベネフィットと、それに関わるデザイン分野との関係を考察した。その結果、ヘルスプロモーションには提供者視点別で10の活動(個人のヘルスリテラシーを高める健康教育、健康情報に関わる情報発信、個人の健康を支える家族やコミュニティ活動、医療・保健サービス、美容・健康器具の提供、健康食品や化粧品などに関わる生産・製造・販売、食品の栄養や調理に関する専門家教育、個人が働く職場環境や制度の整備、住宅や都市・交通システム・インフラなどの整備、生活環境の施策や制度構築)があることと、それぞれのユーザーベネフィットとの関係を明らかにした。そしてヘルスプロモーション活動に貢献できる多岐にわたるデザイン分野(教育デザイン、情報デザイン、環境デザイン、建築・インテリアデザイン、プロダクトデザイン、サービスデザイン、コミュニティデザイン、政策デザインなど)があることを示した。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390001288038695040
  • NII論文ID
    130007399154
  • DOI
    10.11247/jssd.65.0_112
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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