モンゴル・ハンガイ山地のデボン紀付加体から鉄ピクライトと高Mg安山岩の発見
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- Ganbat Erdenesaikhan
- 東北大・院・理学研地学
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- 石渡 明
- 東北大・東北アジア研究センター
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- Orolmaa Demberel
- モンゴル科学院地質鉱産研究所
書誌事項
- タイトル別名
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- Find of ferropicrite and high-Mg andesite from the Devonian accretionary complex in the Hangay Mountains, Mongolia
説明
モンゴル・ハンガイ山地のデボン紀付加体にはチャートを伴う緑色岩体が多数存在する。従来、ハンガイ・ヘンテイ帯の緑色岩は海山起源のアルカリ玄武岩とされていたが、今回のウヤンガ村周辺地域の調査によって、緑色岩はソレアイト玄武岩を主体とし、鉄玄武岩を多く伴い、アルカリ玄武岩は産しないことがわかり、新たに鉄ピクライトを発見した。これらの事実は、本地域の緑色岩体が、海山ではなく、ケルゲレン海台のようなLIP起源の可能性が高いことを示す。また、今回発見した高Mg安山岩はシルとして産し、顕著なNbの負異常を示し、スピネルのCr#が高く、讃岐岩に類似する。中新世の瀬戸内火山岩類と同様に、若いプレートまたは拡大境界の沈み込みに関連して形成されたものであろう。
収録刊行物
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- 日本鉱物科学会年会講演要旨集
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日本鉱物科学会年会講演要旨集 2013 (0), 160-, 2013
一般社団法人日本鉱物科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288039197568
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- NII論文ID
- 130007398642
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可