<b>溶融塩と水の接触による蒸気爆発</b><b>における微細化と圧力波</b>
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- 小木曾 千秋
- 横浜国立大学工学部
説明
<p><tt>液融塩が水と接触したときに生じる蒸気爆発について,前報において,表面張力と蒸気爆発の起こり易さの関係を検討した.ここでは,種々の溶融塩を用い,高速度写真により現象を解析し,さらに,水中での圧力変動を測定することにより,蒸気爆発の誘因となる微細化の機構を検討した.その結果,表面張力の比較的に高い溶融塩が水と接触すると,誘導期をもつ爆発が生じ,水中に大きな衝撃圧が発生した.この誘導期間中には局部的な小爆発が生じ,これが大規模な微細化を引きおこし,蒸気爆発に至らしめた.いっぽう,表面張力の低い溶融塩が水と接触すると,水の表面近くで蒸気爆発が生じるが,水中にはあま</tt><tt>り大きな衝撃圧が発生しないことがわかった. </tt></p>
収録刊行物
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- 安全工学
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安全工学 14 (5), 339-346, 1975-10-15
安全工学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001288040185088
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- NII論文ID
- 130007413179
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- ISSN
- 24240656
- 05704480
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可