火山灰の岩石学的特徴とその風化生成物 : 黒ボク土の粘土鉱物組成と陽イオンの吸着・固定(<シンポジウム特集>土壌生成・分類と母材,第18回ペドロジスト・シンポジウム)

書誌事項

タイトル別名
  • Petrological Nature and Clay Minerals of Soils from Volcanic Ashes : Clay Mineral Composition and Cation Adsorption-Fixation of Kuroboku Soils
  • 火山灰の岩石学的特徴とその風化生成物--黒ボク土の粘土鉱物組成と陽イオンの吸着・固定
  • カザンバイ ノ ガンセキガクテキ トクチョウ ト ソノ フウカ セイセイブツ

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抄録

火山灰に由来する黒ボク土は,他の土壌型にはみられない,いくつかのきわだった理化学的特徴を持っている。黒ボク土は,とくに,わが国においては分布面積が著しく広いため,古くから,また,現在もなお土壌学の中心研究材料である。黒ボク土の理化学的性質の劣悪さは,この中に化学反応性の高い非晶質ないし准晶質粘土鉱物が多く含まれることに由来するものと考えられている。黒ボク土中で見出される粘土鉱物の構造,生成機作および機能についての研究は,相互に緊密な連繋をもって進められ,最近約10年間に著しい進歩がみられ,研究成果はすでにいくつかの総説にまとめられている。(WADA and HARWARD, 1974 ; WADA, 1977 :和田, 1977 ; WADA, 1978).

収録刊行物

  • ペドロジスト

    ペドロジスト 23 (1), 39-42, 1979-06-30

    日本ペドロジー学会

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